60代女性の投資事情|安心しながら長く資産を育てるコツ

コインと植物で表現した資産運用と60代からの投資イメージ お金と仕事

「お金に対しての不安」は、いつになってもあるものですよね。

この年代になると、
その気持ちはより切実に感じられることもあるかもしれません。

でも、最近の60代の方々は、老後の生活資金や、これからの人生を楽しむために、
お金の運用を考える方が増えてきているようです。

特に女性の投資は増加傾向にあり、無理に大きく増やそうとするよりも、
「今のペースを安定して続けたい」というスタンスの方が多いそうです。

今の60代以降の方たちは、まさに「酸いも甘いも経験している世代」
若いころの経験や失敗も含めて、
焦らず、着実に資産を守りながら育てていく考え方を持っている方が増えています。

60代女性の投資スタイル

では、60代女性の投資はどのようにされているのでしょう。

調査によると、60代女性の半数以上が投資経験を持っており、
約6割の方が何らかの投資を行っているというデータもあります。

特に利用が多いのは「投資信託」「日本株」

60代女性がスマートフォンで株価や投資状況を確認している様子

生活費と余裕資金のバランスを見ながら、
無理のない範囲で続けているケースが多いようです。

また、投資をしている理由としては、
約7割の方が「老後生活資金のため」と回答しています。
そのほかにも、「旅行を楽しみたい」「生活の質を少し上げたい」といった、
自分の人生を大切にするための投資として考えている方も増えています。

お金を増やすことだけが目的ではなく、
これからの暮らしを少しでも良くするため、少しでも安定させるための手段
として投資を続けている方が多いのかもしれません。

ちなみに、投資額についてですが、女性30〜70代の平均投資額は月約6.9万円。
年代が上がるほど投資額も増える傾向があり、70代女性では30代女性の約2.4倍
月平均約8.6万円というデータもあるとか。

これからのシニア世代は、
資産運用にも前向きに向き合いながら、自分の暮らしを整えていく人が
増えていくのかもしれませんね。

主に選ばれている商品や制度

60代女性に選ばれている投資商品や制度は、
「投資信託や株式に加えて、NISAやiDeCoなどの税優遇制度を活用」しつつ、
債券やREITなどを少し組み合わせる形が多いようです。

よく選ばれる投資商品

■ 投資信託(インデックス型やバランス型)
少額から分散投資できるため、安心感を持って運用したい方に人気です。

投資信託や日本株、債券、REIT、金など分散投資をイメージした資産運用のイメージ

■ 日本株(高配当株や優待株を中心に)
配当や優待を楽しみながら、ゆっくり保有するスタイルが好まれます。

■ 債券や個人向け国債
元本を守りながら、預金より少しだけ利回りを意識したい方に向いています。

■ REIT(不動産投資信託)
現物の不動産は管理が大変ですが、分配金狙いで手軽に運用できる選択肢として利用されています。

■ 金(ゴールド)などの資産
インフレや有事への備えとして、資産の一部を安全資産に振り分ける方もいます。

主に選ばれる制度

新NISAやiDeCoなど非課税制度を活用した資産運用のイメージ

■ 新NISA
非課税で投資できるため、長く資産を育てたい60代女性に人気です。
つみたて投資枠で投資信託、成長投資枠で株式やREITを組み合わせる方も多いようです。

■ iDeCo
老後資金づくりとして利用する方が多く、掛金が所得控除になる点もメリットです。

■ その他の制度
年金や分配金を補う形で、安全資産を少しずつ取り入れる運用スタイルも見られます。

よくある組み合わせ

  • ベース:投資信託(分散投資で安心感)
  • 上乗せ:株式やREIT、債券(配当・分配・利息で生活資金を補助)
  • 安全資産:預貯金や国債など(元本を守る部分)

運用資産は総資産の20%未満という人が約半数、
20〜40%台まで含めると8割超という調査もあるようです。

多くの方が「資産の一部を投資、残りは預貯金」という
バランス型を選ばれているようですね。

やはり、すべてを投資に回すのではなく、
安心できる範囲で運用することが大切なのかもしれません。

無理のない生活費とのバランスが大事

60代からの投資でまず意識したいのは、
無理をしないことと、生活費とのバランスです。

色々な投資方法がありますが、
「元本の安全性」を重視し、焦らず無理をせず、
少しずつ資産運用を続けていくことが大切と言えそうです。

ノートと電卓を使って家計を見直しながら資産管理をしている女性の様子

投資を行う際には、いくつか意識しておきたいポイントもあります。

生活費と余裕資金を分けること
  生活費や医療費など、減らしたくないお金と、
  多少の値動きを受け入れられるお金を分け、
  余裕資金だけを投資に回すと安心です。

分散投資を心がけること
  1つの銘柄に集中せず、
  投資信託やバランス型の商品などを組み合わせることで、
  値動きのリスクをやわらげることができます。

無理のない金額から始めること
  毎月1万円や2万円など、
  生活に支障のない範囲で少しずつ投資を続けることで、
  心理的な負担を抑えながら運用を続けることができます。

手軽に始められる投資信託であっても、「元本保証」がされているわけではありません
そのため、投資判断はじっくりと行うことをおすすめします。

まとめ

60代からの投資は、無理に大きく増やすことを目標にするよりも、
今ある資産を大切に守りながら、少しずつ育てていくことが大切です。

60代女性の投資は、
投資信託や株式を中心に、新NISAやiDeCoといった制度を活用しながら、
債券やREITなどを少し組み合わせる運用が多く見られます。

大切なのは、すべてを投資に回すことではなく、
生活費と余裕資金をしっかり分けること。
そして、分散投資を意識しながら、無理のない金額で少しずつ続けていくことです。

お金は「増やすこと」だけでなく、
これからの暮らしを安心して支えてくれる存在として、
ゆっくり付き合っていけるといいですね。

焦らず、比べず、自分のペースで。
それが、60代からの心地よい資産運用につながるのかもしれません。

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