60代からのお金の不安|老後資金・年金・介護3つの理由と今できる対策

年金やNISA、貯蓄をイメージした老後資金とお金の準備のイメージ 日々のこと

この年代になると、これまで以上に「お金のこと」を切実に考えるようになります。

「老後のお金は本当に足りるのだろうか」
「年金だけで生活できるのかな」
「病気や介護が必要になったらどうしよう」

こうした不安は、実は多くの人が感じているものです。

人生100年時代と言われる今、長く生きることは喜ばしい一方で、「お金がいつまで持つのか」という心配も生まれやすくなっています。

特に60代になると、老後の生活がより現実的に見えてくるため、お金の不安を感じる場面も増えてきます。

そこで今回は、60代の方が感じやすいお金の不安を3つに分けて整理し、今できる対策もご紹介します。

老後資金は本当に足りるのか?

「あと30年生きるとしたら、この貯金で本当に足りるのかしら?」

60代の方から、よく聞く言葉です。

最近は「人生100年時代」という言葉や、いわゆる老後2,000万円問題などもあり、老後資金に対する不安を感じる人が増えています。

実際のデータを見ると、

65歳以上の無職夫婦世帯:月の平均支出 約23.6万円
65歳以上の単身世帯:月の平均支出 約14.3万円

と言われています。

毎月の生活費はある程度見えてくるものの、「それが何年続くのか」は誰にも分かりません。

老後資金や将来の生活費について考えながら窓の外を見つめる60代女性

さらに最近は物価上昇もあり、預貯金の価値が実質的に目減りする可能性も意識されるようになっています。

長生きすることと、インフレ。
この2つが重なり、「貯金を取り崩すだけで大丈夫だろうか」という不安につながっているのです。

しかし、こうした不安に対して、最近はただ心配するだけではなく、具体的な行動を始める人も増えています。

例えば、
🌿家計簿アプリやExcelでライフプランを作り、老後のお金の流れを見える化する
🌿NISAなどを活用して、少額から積立投資を始める
🌿保険や通信費などの固定費を見直したり、短時間の仕事で収入を補う

といった取り組みです。

こうした行動を始めることで、「漠然とした不安」「数字で考えられる計画」に変わっていく人も増えています。

老後資金の不安は、誰もが感じるものですが、小さな行動を積み重ねることで、少しずつ安心につなげていくこともできるのです。

収入減と年金への不安

60代になると、多くの方が収入の変化を経験します。

定年退職や働き方の変化によって、これまでの給与収入が大きく減るケースが多くなります。

そのため多くの家庭では、

年金+少しの収入+貯蓄の取り崩し

という形で生活を支えることになります。

  • 年金だけで生活できるのか
  • 将来、年金制度が変わるのではないか
  • 配偶者が亡くなったら年金が減るのではないか

といった不安を感じる人も少なくありません。

実は、「自分が将来どのくらい年金をもらえるのか」を正確に把握していない人も多いと言われています。

年金定期便や「ねんきんネット」で確認してみると、思っていたより具体的に生活をイメージできるようになります。

60代女性が無理のない仕事で収入を得ながら働いている様子

また最近は、60代以降も

  • 短時間の仕事
  • パートやアルバイト
  • 好きなことを活かした小さな仕事

などで、無理なく働き続ける人も増えています。

「収入を増やす」というより、細く長く続く収入を持つという考え方も、安心につながるかもしれません。

まずは、自分に合った働き方を少しだけ考えてみるのもよいのではないでしょうか。

病気・介護にかかる費用

60代になると、健康や病気、将来の介護についても現実味を帯びてきます。

シニア世代の生活不安としてよく挙げられるのが、健康や介護の問題です。

特に介護については、
●介護にかかる費用
●家族への負担

を心配する声が多く、約半数の人が費用面の不安を感じていると言われています。

「病気になったら」
「介護が必要になったら」
「施設に入ることになったら」

こうした『もしも』は、いつ起こるのか、どれくらい費用がかかるのかなかなか予測ができないものです。

自宅で家計や将来設計を見直し安心している60代女性

ただ、日本には
🌿高額療養費制度
🌿介護保険制度
など、
医療や介護の負担を軽くする公的制度もあります。

すべてを完璧に準備することは難しくても、
🍀公的制度を知っておく
🍀必要に応じて保険や貯蓄で備える

といった形で、不安をゼロにするのではなく、正しく理解しておくことが安心につながるのかもしれません。

今日から試せる4つのアクション

60代のお金の不安は、考えれば考えるほど大きくなってもっと不安になってしまうものです。

ですが、少し行動してみるだけで「なんとなくの不安」「具体的に対処できること」に変わっていきます。

ここでは、今日から始められるシンプルなアクションを4つご紹介します。
難しいことではありませんので、できそうなものから試してみてください。

年金定期便や「ねんきんネット」で受給見込額を確認する

老後の生活の土台となるのは、やはり年金です。

パソコンで年金の受給見込み額を確認している60代女性

まずは、自分が将来どのくらい年金を受け取れるのかを
把握しておくのがおすすめです。

日本年金機構の無料サービスである「ねんきんネット」に登録すれば、将来の年金額の見込みや、繰り下げ受給した場合のシミュレーションも確認できます。

また、年に一度届く「年金定期便」も大切な情報源です。
届いたらそのままにせず、金額をメモして家計の中でどのような位置になるのかを考えてみると、老後の生活のイメージがしやすくなります。

▶ ねんきんネット(日本年金機構)
URL:ねんきんネット|日本年金機構

家計簿アプリで1ヶ月の支出を見える化する

「毎月いくら使っているのか」を知ることは、お金の不安を減らす大きな第一歩です。

スマートフォンの家計簿アプリで支出を確認し家計を見える化しているイメージ

最近は、家計簿アプリを使えば銀行口座やクレジットカードと連携して、支出を自動で記録することもできます。

例えば、
・マネーフォワードME
・Zaim
などのアプリを使えば、簡単に家計を見える化できます。

1ヶ月ほど続けてみると、
・固定費(住居費・通信費など)
・変動費(食費・交際費など)
のバランスが分かるようになります。

毎月5,000円ほど見直すことができれば、年間では約6万円の余裕が生まれます。

小さな見直しが、将来の安心につながることも多いのです。

家族と「もしも」のシナリオを話し合う

医療や介護が必要になったときのことは、誰にとっても気になるテーマです。

カフェで家族と将来や介護について穏やかに話し合っている様子

例えば、
🌿介護が必要になった場合の費用
🌿家族の役割分担
🌿どこで生活するか

などについて、家族で軽く話しておくだけでも安心感は大きく変わります。

「もしもの話」は重く感じるかもしれませんが、30分ほどカフェで話すような気軽な時間でも十分です。

話した内容をノートに残しておくと、後から見直すこともでき、家族の安心にもつながります。

少額から資産運用や副収入を考えてみる

これからの時代は、貯蓄や年金だけに頼るのではなく、少しずつ資産を育てたり、収入源を増やす考え方も広がっています。

自宅でパソコンを使い在宅ワークや副業に取り組む60代女性

例えば、
・NISAの積立投資を月1万円から始める
・在宅ワークや副業で小さな収入を作る

といった方法があります。

在宅ワークでは、クラウドワークスなどのサイトを利用して、
ライティングやデータ入力などを週数時間から始める人も増えています。

最初から大きく始める必要はありません。
まずは少額で試してみて、3ヶ月ほど続けたあとに振り返ってみると、自分に合った方法が見えてくるかもしれません。

まとめ

60代からのお金の不安は、主に次の3つに整理できます。

・老後資金が足りるのかという不安
・年金や収入が減ることへの不安
・医療・介護など予期せぬ出費への不安

ただ、これらは決して特別な人だけの悩みではありません。

多くの人が同じようなことを考えながら、少しずつ自分なりの備えをしています。

大切なのは、「なんとなく不安」と思い続けるのではなく、
・年金を確認する
・支出を見える化する
・家族と話し合う
・小さな収入や運用を考えてみる

といった小さな行動を始めてみることです。

そうすることで、漠然としていたお金の不安は、少しずつ整理され、「安心」が少し見えてくるかもしれません。

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